AutoCAD、Revit、InventorについてはAutoDesk社の公式サイトに記載されておりますので、そちらを参照ください。Inventorを除き、各バージョン毎に推奨環境の記載がございますので、ご確認下さい。尚、JW-CADサイトの公式サイトには記載がありませんでしたので、いくつかのサイトから確認してのご案内になりますので、ご了承ください。
AutoCADの動作環境/https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD.html
Revitの動作環境/https://knowledge.autodesk.com/ja/support/revit/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-Autodesk-Revit-products.html
Inventor 2021 の動作環境/https://knowledge.autodesk.com/ja/support/inventor/troubleshooting/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-Autodesk-Inventor-2021.html
なお、必要とされるPCスペックはCADソフトによって異なるので、下記でご紹介する内容はあくまで目安として、CAD用PC選びの参考にしてください。
■メモリ
AutoCAD2022:推奨/16GB、基本/8GB
Revit:8GB
Inventor:推奨/32GB以上、最小/16GB(最小 パーツが 500 個未満のアセンブリの場合)
JW-CAD:4GB~8GB ※高性能のパソコンでなくても十分動作させることができる
JW-CADを除き、PCのメモリは、建築系であれば、8GB以上、機械系でInventorを利用される場合は、16GB以上が必要となります。この場合、8GB、16GBであれば、動くということではありますが、他のアプリケーションが起動している場合など、操作や処理を行うとき、遅くなってしまったり、動きが鈍くなってしまうことがあります。つまり、操作を進めるにつれて反応が遅くなりだんだんとPCが動かなくなってくることがあります。
メモリが不足しているとディスプレイの表示が粗くなり、CADが強制終了してしまうこともあるので、メモリは8GB以上を推奨します。特に3Dモデリングデータを扱う場合は、16GBなどの大きなメモリが必要です。
ちなみに、メモリとは「机の広さ」と表すことができます。つまり、広い机(多いメモリ)で作業すればスムーズに作業することができることになりますが、狭い机(少ないメモリ)で作業すれば作業効率はあがらない、作業ができなくなってしまうことがるということです。
■CPU
厳密には、プロセッサとCPUは微妙に異なるものなのです。人間に例えるならば、プロセッサは頭を表し、CPUは脳を表すようなものです。ただ、パソコンの処理装置であれば、プロセッサとCPUは同じ意味合いで使われることが多いため、同じものとして考えて良いよいです。
データ処理の中核を担うCPU。メモリ同様、大きなデータを使用するのに適した高性能のものを選ぶのがベストです。購入時に量販店など販売員の方に相談できるのであれば、それぞれの推奨環境を満たしているPCをご紹介いただくのがよいでしょう。
ちなみに先ほど、メモリを「机の広さ」を表すと申し上げましたが、CPUは「頭の回転が速い」ということができるといえます。つまり、処理能力が高いということになります。
AutoDesk社のサイトの記載されているように、2.5 ~ 2.9 GHz が基本となり、3 GHz 以上のプロセッサが推奨となります。JW-CADをご利用の場合は、大きなファイルを利用しない場合は、それほど、高性能ではなくても大丈夫と言われておりますので、今使われているPCでも十分の可能性がありますので、ご自身で使用中のスペックをご確認ください。
■グラフィックボード
解析度を上げて画像や映像を鮮やかに表示させるグラフィックボード。選ぶ際は、CADでの使用を前提に最適化されているシリーズの商品を選びましょう。
また、CADソフトにはグラフィックボードが推奨されているものもあります。特に3D CADではグラフィックボードが重要なので、導入予定のソフトが決まっている場合は確認してみてください。
■OS
Mac版もリリースされておりますが、主流はWindowsとなっております。ヒューマンアカデミーでは、Windows版で講義を進めておりますので、Windowsをご利用ください。
■画面解像度
CADを操作するのに必要とされるPCモニター画面の解像度は、1920×1080のフルHDサイズが一般的とされています。より細かな点まできれいに表示させたい場合は、3840×2160の4Kモデルにすると良いと思われます。
【Q15】CADの推奨環境について CADの学習を進めるにあたって、PCはどの程度のスペックのPCを使用するのがよいのでしょうか?
【A15】